どどめ色の闇鍋

色々な備忘録。平成仮面ライダーとゲームが多い。すべて個人の感想です。

仮面ライダーゴーストの第31話までを踏まえた寸評

いつのまにか30話を超えてた。

去年の今頃は一桁ナンバー幹部のフリーズロイミュードが出てたあたりですね。
マッハが不遇な時期でもある。

タケルパパの秘密に来週から触れそうですし、そろそろ佳境に入りそうなゴースト。
最終回を迎えるまで評価がどうなるかわかりませんが、いまのところの印象などを軽くまとめてみた。

 

 

戦隊ぽい

31話の子供化現象やフーディーニ憑依な女子高生を見て、その思いが強まった。
なんか戦隊ぽい。
戦隊を揶揄しているわけではなく、ここでいう「戦隊ぽい」は「デフォルメが強い」という意味です。
そのことに最近気づいた。

 

戦隊は30分(CMとかを抜くともっと短い)という時間枠から後半には巨大ロボの戦闘が必須だったりと、制限された時間で物語を進めています。
よって、要点以外はどうしても省略されがちで、それが「強いデフォルメ」に繋がっているのかと。

 

ゴーストが「戦隊ぽい」のは、キャッチーな眼魔のデザインも1枚噛んでいるけれど、生活感の薄さが一番の原因だなと考えています。

 

主人公のタケルは幽霊。

幽霊に生活感を求めるのは酷な話だけど、タケル自身もなんかつかみにくいんですよね。
命を粗末に扱う行為を許さない!なスタンスは、自分が一度死んだということで説得力があるし、それはわかる。
初期は自分が幽霊になったことに戸惑ってアカリにあたったりしたけど成長して、眼魔ともわかりあえる!な聖人キャラクターになったのかと思ったら、急にブチきれるという。
情緒不安定な部分がある若者ってことなのかな?

よく考えたら、15個の眼魂集めつつ寺の依頼も解決しなきゃいけないから、タケルのプライベートな時間よりそういうノルマを消化している比重のほうが描写が多いんですよね。
だからこそ、タケルのキャラがいまだによくわからないのでしょう。

 

つぎにマコト。

いつもそこそこ高そうなライダースを着ているけど、戦って汚れたり破れたりしてもいつのまにかピカピカに戻っている。
この部分は、まあ、そういうものだと飲みこめるんですが、深海兄妹の存在自体が生活感の薄さの固まりなんですよね。

自分の結構前の感想を見かえすと、カノン復活あたりでこう書いていた。

 

カノンちゃんは10年ぶりに手足のある体になったから、そりゃ入院するだろうし、慣れるまで大変そうとかどうでもいいことを思った。
学校も通えなかっただろうし、これから今までの若い女の子としての人生を取り戻せるぐらい謳歌できるといいね。

 

  • 10年以上の人間世界の体験がないうえに、当然小中学校に通っていない。
  • 両親と10年以上会っていない。

でも30話弱になっても、そういったことを気にするそぶりが全く無い。

「生身の身体からしばらくサヨナラしてて、眼魔世界にインしてた年齢が幼かったという点から、カノンの精神年齢は実年齢より幼く、視野も眼魔世界と自分の身の回りにしか絞られていない」と解釈するとしても、じゃあマコトはどうなんだって話になってしまう。

 

カノンが復活した今、眼魔世界にけじめをつける前になおさら実親とコンタクト取ったほうがいいんじゃないか。
ここまで描かれないってことは両親はすでに他界してるかもしれないし、生みの親より育ての親とかそういう話なのか。
余談ですが、31話で五十嵐が登場したとき「おっ!?深海兄妹の両親やっと出たのか!」と思ってしまった。
久しぶりすぎて、記憶から消えてたよ五十嵐。

 

そもそもマコトは1クール目で、大きな目的である「妹を生き返らせる」を解消している。
それ以降で彼が眼魔との戦いに関わる理由は、「タケルへの恩義」と「アランたち眼魔世界とのけじめ」。

書いていて思ったんですが、やっぱこの兄妹は視野が限定されている。
兄(妹)とアランたち眼魔世界とタケルたちのことだけ考えているのか?それ以外はどうなんだ?って気持ちになる。
案外、そのへんが眼魔世界に住み続けた影響で受けたズレなのかもしれない。

 

ちなみに私がゴーストで好きなキャラクターは、アランとカノンなんだけれど、後者が好きな理由は「兄に献身する心優しい妹」という記号的なデザインが役者さんのキュートな容姿とあいまってるからなんですよね。
あと、アランとのラブコメっぽいのが好きなんですよね。
まあ、最近のアラン様のヒロインはフミ婆なんですけどね。

 

アランについて

最近展開してた彼のエピソードは「戦隊ぽい=生活感の薄さ=強いデフォルメ」から離れていて、「完璧な眼魔世界と不完全だけど美しいところもある人間世界のはざまで苦悩する」「肉体を得たことで死の恐怖を知り、心を得る」という失楽園チックな澱のあるところが良い意味でゴーストらしくないと感じた。

特に16話の青空をあおぐアラン(数秒カット)、19話のネクロムスペクターへの一方通行な会話が気に入っている。
"青空"というキーワードも合間って、彼のエピソードの〆は爽やかだった。

 

着ている軍服が破れていることに気づいてフミ婆が新衣装を繕ってくれたり、31話で家庭教師のキャラが登場したりと、意図的なのかと思うぐらいマコトと正反対だ。
タケルはちょくちょく着替えているしアランは3種の服があるのだし、そろそろマコトにも新衣装を用意してもいいのでは…。

 

タコヤキパートもこなせるうえに実家のシリアスもあるし、フミ婆との別れを見ると「せつない仮面ライダー」はお前だったのか…と思うぐらい3ライダーのなかでは優遇されている気がする。

 

まとめ

当初は「せつない仮面ライダー」を推してたけど、キュビちゃんレギュラー参加や偉人とのコミュニティやアランのエピソードを見ると、「人とのつながり」にテーマが移行したっぽいですね。
筆者が開始当初に期待してたものは薄まって、ポップな仮面ライダーに。

前述した生活感の薄さは、作風もあいまってシュールギャグと受け取っています。
マコトとアランはそれが原因で笑ったシーンが結構あるけれど、決意したアランはいいとしてもマコトは制作側が持てあましてるのかな?と邪推してしまうので、終盤でうまく活躍するといいな。

まとめると、嫌悪感は無いしむしろ好意的な印象を抱いているからこそ、最近は歯がゆさを感じますね、ゴースト。

 

 

 

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