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どどめ色の闇鍋

色々な備忘録。平成仮面ライダーとゲームが多い。すべて個人の感想です。

ブラウザゲーム『刀剣乱舞』の大和守安定の闇を追う考察

 

巷で大流行のブラウザゲーム『刀剣乱舞』。

西暦2205年。 歴史の改変を目論む「歴史修正主義者」によって過去への攻撃が始まった。 時の政府は、それを阻止するため「審神者(さにわ)」なる者を各時代へと送り出す。 審神者なる者とは、眠っている物の想い、心を目覚めさせ、自ら戦う力を与え、振るわせる、技を持つ者。 その技によって生み出された付喪神「刀剣男士」と共に歴史を守るため、審神者なる者は過去に飛ぶ――。

時計は先  時を遡る  歴史改変  遡るのは  刀剣のみ 阻止する者たちは  望を託し  遠い昔に  送り込む

 

とうらぶ概要 - 刀剣乱舞ONLINE(とうらぶ) Wiki*より引用)


といった名目のゲームだが、そういったシナリオは実際には断片的にしか存在しないため、必然とこちらで補足するようになる。

登場キャラクターの一人に『大和守安定((やまとのかみやすさだ)』という刀がいる。(以下、「安定」と表記する。)

 

 

 

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一見、優男。予備知識が無ければ、少女とも受け取れるかもしれない中性的な容姿だ。 ゲーム中の台詞も、柔らかい言葉使いで温和。

しかし、戦闘になると一変して「オラオラ」叫びながら戦う好戦的な態度に。
さながらバーサーカー

また、特徴的な恰好から、元持ち主の影響を濃く受けているのだろうな、と考えられる。

 

上記の事は、二つの可能性が考えられる。

  1. もともと、ギャップの強い二面性がある性質。
  2. 元持ち主である「沖田総司」の模倣をしている。

前者ならば、生来のものだから、そういうものだろうなとしか言いようがない。
ボス到達のセリフを聞く限り、その線も濃くなったよう。
あの笑いは、東條*1を彷彿させる。怖い。

 

後者は、同一視をしているとも受け入れられる。

 コドモが親と自分を同一視し、親の考え方、感じ方、行動の仕方をそのまま取りいれることが、コドモの性格を形成する最も重要な要素になることを、精神分析学派は強調する。他方、親がコドモを自分と同一視し摂取することは、コドモの入学を、自分が入学したのと同様の気持で喜ぶような場合にみられる。

 

感情理論「同一視」 - 精神分析入門より引用。


「刀剣男子」たちについては様々な意見が存在しており、人の数だけそれぞれの考えが存在している。

当方の考えとしては、人間として生まれたばかり。つまり、「子供」とも受け取れる。 彼らが刀でいる間に一番近くにいた人間といえば前の持ち主。 親みたいなものだろう。だからこそ、模倣をしているのかと考えた。

まあ、「付喪神」と表記されているので精神的に成熟している可能性も大だが。

 

 

 

導き出されるのは、このゲーム中の安定は沖田の影を追いすぎなのである。
それを心にとめていると、設定上は現持ち主という審神者に対しても、一応は好意的な対応を取ってくれるが、 やはりこちらを見ていても心は在らずというか、「審神者を通して沖田を焦がれている。」といった方が正しい気はするのである。

あくまで当方の印象だが、さらに破壊の際のセリフを考慮すると、彼にとって唯一無二の持ち主は沖田だったのだろうな、と思いひしがれる。

 

現状42種類中19種類の刀たちは、審神者に何らかの呼称を付けている。 半分以上の刀がいないのだから、そこに入っていないのは「そういう時もあるだろう」という印象だが、前持ち主を「~君」付けで敬称しているのは彼だけである。

また、「堀川国広」審神者を「主(あるじ)さん」と呼んでいるが、回想『土方の話』では前持ち主を「主(あるじ)」と呼称しているのが確認される。

安定だけではなく、ほとんどの刀剣のさがかもしれない。

同じ沖田の刀剣であった「加州清光(かしゅうきよみつ)」も、やや情緒不安定な面があるが、彼の場合は現主と向き合っているだけ、まだ良い気がする。

 

【公式】刀剣乱舞-本丸通信- on Twitter: "【刀剣男士 紹介】 『大和守安定』cv.市来光弘 新撰組 沖田総司が使用していたとされ、扱いが難しいことから使い手を選ぶ。そんな彼は自らを愛してくれる者を探す。外見は大人しそうな大和守くんですが戦闘となると、独特な魅力も垣間見えます。 http://t.co/cyPDWNnOMS"

安定は現時点では反歴史修正側だが、もしも沖田が病死で無く、戦死だった場合どうしたのだろうか。

「自らを愛してくれる者を探す」。

下馬評では闇が深いとされる彼だが、はたして今後、彼が審神者を真に持ち主として対応してくれる日は来るのだろうか。

*1:特撮『仮面ライダー龍騎』の登場人物、東條悟のこと。おそらく後天的なサイコパス。狂気的な笑みを浮かべる印象深いワンシーンが存在している。

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